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天
品質の高いブドウをつくるうえで、「日照時間の長さ」と「雨量の少なさ」は欠かせない要素です。
とくに、ブドウを収穫する夏から秋にかけて「どの程度雨が降るか」によって、仕上がるワインの質は大きく変わります。
この時期に雨量が多くなると、糖度が上がらず痩せた味わいのワインになってしまうのです。
それに対し、内陸性気候に分類される長野県は、全国的にみてもトップクラスの日照時間の長さを誇ります。最大の強みは、昼夜の温度差が大きくなること。
こうした恵まれた気候が、酸度・糖度いずれも素晴らしいブドウを生み出すのです。 -
地
長野県は南北の土地ごとに標高差が大きく、同じ県内でも多種多様な土壌が存在する点も大きな特徴です。
県内にはいたるところに傾斜地があり、これが質の高いワインづくりにとって非常に重要な「水はけの良さ」をもたらしています。
大小さまざまな河川が存在することで、小石や砂交じりの土壌が生まれ、地域ごとに異なるテロワールを生み出しているのです。 -
人
そして何よりも長野県には、それぞれの土地のテロワールを表現しようとする素晴らしい生産者が多数存在します。
日本を代表するような大規模ワイナリーはもちろん、小規模なワイナリーも近年続々と増えてきており、多くの生産者が「長野県ならではの味わい」を表現しています。
長野県の「天・地・人」が映し出された素晴らしい1本を、あなたもぜひ見つけてみてください。
長野ワインのテロワール
土地が南北に長く、気候にも恵まれた長野県は、さまざまなブドウ栽培に適した産地といわれています。
長野ワインらしい「テロワール」は何によってもたらされているか。その源泉ともいうべき特徴をご紹介します。